2024 年 5月 20日 (月)
ホームライフスタイルトイレでスマホはだめ! 大変なことに…

トイレでスマホはだめ! 大変なことに…

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トイレで長時間、スマートフォンを見たりという生活習慣は、痔を引き起こす危険を増幅させかねないそうだ。

痔疾とは、肛門周辺に生じるすべての疾患を指す。「痔核」は血管の塊で肛門の内側にある組織。排便時、肛門が伸びる時と便が通る時、張力と圧力に対する緩衝の役割をする。

江東慶煕(カンドンキョンヒ)大病院外科のチェ・ソンイル教授は「痔核は50歳以上半分で症状が出るほど、痔疾が多く見られる部位。ただ、20代と30代も少なくない」と話した。

血液循環が円滑でなく、血管が膨らんだ状態が続くと、痔核が肛門の中または外に飛び出す。肛門の内側に1.5センチ地点にのこぎり状の歯状腺があるが、これを基準に肛門の内側に痔核ができれば内痔核、肛門の外に生じれば外痔核と呼ぶ。

痔核の程度によって1~4度に区分する。1度と2度は排便習慣矯正、薬物治療などで症状緩和が可能だ。しかし、3度と4度は既に伸びている痔核組織が固まっているため、手術などを考慮しなければならない。

普段の生活習慣を直せば、痔も予防できる。

まずトイレに行くのが重要だ。便を我慢すれば腸で硬くなり、水分が抜けて排便がさらに難しくなる。排便のために力を加えれば、痔核にかかる圧力が高まり、痔疾発病の危険も上がる。

必要以上にトイレに長く座っていることも痔を発症する危険を高める。トイレに座ってスマートフォンを見たり、本を読んだりすると、肛門周辺の血管に圧力がかかり続けるからだ。長時間座るだけでなく、座った姿勢そのものが痔の危険要因だ。

チェ教授は「座った姿勢は、横になった状態より静脈圧が3倍ほど高い。座った姿勢での長時間労働が多い韓国の特性上、痔核患者が多い」と述べた。

食事を変えても痔の予防に役立つ。痔を予防するためには、スムーズな便通が必要。普段、水をたくさん飲んで繊維質を十分に摂取すると良い。便秘は肛門に緊張を誘発し、痔の危険要素になることがある。繊維は便秘予防に役立つ。便秘がある場合、緑の野菜や果物などで多くの繊維質を取らなければならない。

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