2024 年 11月 26日 (火)
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デートアプリ利用者の96%が「30~50代男性」…「オンライン軍隊か?」

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韓国で最近、合コンアプリ会社の一部職員が、女性会員のふりをして参加したことが明らかになり、議論を呼んでいる。そんななか、デートアプリの主な利用者が男性だという統計が発表された。特にユーザが最も多いデートアプリ「ティンダー(Tinder)」の場合、利用者の96%が男性であった。

SKグループのデジタル広告専門企業「インクロス(Incross)」は26日、韓国の主なデートアプリ利用状況を分析したレポートを発表した。

それによると、新型コロナウイルスのパンデミック期間の2021年11月から今年3月まで、デートアプリの純利用者数は増加が続いた。インクロスは「人数制限などで自然な出会いができる集まりが規制され、デートアプリの利用者数が増加したと推定される。一方で、4月のソーシャルディスタンス解除以降は減少すると予測される」としている。

2022年3月、上位10のデータ・データ・アプリの月間純利用者(MAU)数を調査した結果、▽ティンダー(21.5万人)が1位。グラム(GLAM)18万人▽ハロートーク(Hello Talk)17.2万人▽ヨボヤ12.1万人▽ウィッピー(WIPPY)10.8万人――の順だった。

これらのアプリの性・年齢別データを分析すると、主な利用者は「30~50代男性」。上位10アプリの平均男女比は、男性79.7%、女性20.3%だった。

特にティンダーは男性利用者が96.6%に達する半面、女性は3.4%に過ぎなかった。グラムでも男性利用者数は87.4%、女性は12.6%と顕著な違いを見せた。

MAUが3番目に高い「ハロートーク」の場合、恋愛やデートより外国ユーザーとの語学交流に活用するアプリであり、10代利用者が72.3%の大きな割合を占める。他のアプリに比べて女性の割合(84.7%)も高かった。

このレポートを読んだネットユーザーらは「オンライン軍隊か」「語学交流を希望する人が集まったハロートークでも、女性を誘おうとする男性が混じっている」「職員まで動員して女性会員のふりをしたのか」「現実でも変な男性が多いのにアプリでも……」など、非難の声が上がった。

SBS報道によると、一時業界トップだった合コンアプリでは、女性会員数が多く見えるよう職員を動員して会員をだましていたことが明らかになっている。当時、この会社の内部資料には「男女比が約9対1と不均衡」「女性アカウントを追加で作成する案を企画中」と記載していた。

その後、職員らに対して「女性アカウントで書き込み、リアルタイムでフィードバックをするように」と促す指示が出された。元職員は「偽のアカウントで昨年11月から職員約10人がそれぞれ1日に5つ以上偽の書き込みを作成した」と主張している。

また、別の合コンアプリでも職員1人が女性アカウントを5つずつ使用するようにし、アカウント1つにつき男性会員16人を割り当てていたという。

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