韓国で最大規模の“在来”OTTが誕生した。ティービング(TVING)とシーズン(seezn)が今月1日に合併して新たなOTTが誕生し、ライバルだった「ウェーブ(Wavve)」を抜いて在来OTT利用者数1位の座を占めることになった。合併OTTの名前は「ティービング」が維持される。
ティービングとシーズンは今年7月にそれぞれ理事会を開き、ティービングのシーズン吸収合併案を決議している。合併比率はティービング対シーズンがそれぞれ1対1.5737519だ。今回の合併により、シーズンの親会社であるコンテンツ製作専門企業KTスタジオジニーが合併法人を取得し、ティービングの3大株主になった。
今回の合併は10月31日、公正取引委員会が企業結合を最終承認して確定した。公取委は▽ティービング・シーズン合併OTTが単独で料金を一方的に引き上げる恐れがない▽合併OTTが系列企業などとコンテンツを排他的に供給・購買する可能性も大きくない――と判断した。
合併OTTは国内OTT市場で米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)に次いで2位の座を占める。
モバイルインデックスによるとOTTプラットフォーム別の1~9月の月ごとの平均占有率は、ネットフリックスが38.22%で圧倒的1強だ。これにウェーブ(14.37%)、ティービング(13.07%)、クーパンプレイ(11.8%)、ディズニープラス(5.61%)、シーズン(4.98%)が続いている。
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