韓国の俳優チョン・ドヨンが主演のtvN週末ドラマ「イルタ・スキャンダル」(脚本ヤン・ヒスン、ヨ・ウンホ/演出ユ・ジェウォン)が5日に最終回を迎えた。受験戦争の現場を舞台にしたロマンスを描き、最終16話は視聴率の17%(ニルソンコリア全国有料放送世帯基準)を記録した。
チョン・ドヨンはこのドラマで、お総菜店の女社長ナム・ヘンソン役を演じた。遅れて参入した受験市場でひょんなことからチョン・ギョンホ演じる講師のチェ・チヨルとつながりを持ち、最後はハッピーエンドを迎える。
「家族全員で見るような作品に出たのは思い出せないほど昔だった」と話すチョン・ドヨン。明るく軽快な作品は「イルタ・スキャンダル」が久しぶりだった。そんな彼女に話を聞いた。
――「イルタ・スキャンダル」を終えた感想は。
チョン・ドヨン 7カ月にわたって撮影した時は「終わりが来るだろうか?」と言っていたが、あまりにも終わりが早かった。情が湧いて家族と別れるような感じがした。
――最終回の視聴率は17%の視聴率でした。
チョン・ドヨン 関心と支持が熱すぎて視聴率は20%になると思った。みんなで話すのは「これほどの関心と愛を受けるとは思わなかった」ということだった。10%を超えてからは数字にこだわらず楽しみながら見た。
――明るい作品は久しぶりだった。
チョン・ドヨン 自分の中にそんなキャラクターがいて、それが普段見せたい姿でもあった。私自身、あんなに明るく笑う姿を見るのは久しぶりだった。私をよく知っている人たちが「そんな姿を多くの人に知ってもらえてよかった」と言ってくれてうれしかった。
――複合ジャンルでもあった。
チョン・ドヨン 最初に台本を見た時はヘンソンのテンションが負担だったので、最初は断った。作家に会って複合的なジャンルだけど現実的な話であってほしいし、これをチョン・ドヨンさんにやってほしいと言われた時に整理できた。
――作家のヤン・ヒスン氏とキャラクターについての話を交わしたこともあるのか。
チョン・ドヨン ヘンソンは粘り強いお惣菜屋の社長だったが、自分のトーンと合わなくて負担を抱き始めた。作家さんはむしろそのような愛らしい姿のヘンソンのほうが好かれそうだとおっしゃってくれた。それが切り札のようになった。私が演じたキャラクターを作家さんが「とてもよくやっている」と言ってくださって力になった。
――ナム・ヘンソンがいとしいという反応は多かった。
チョン・ドヨン 私もヘンソンという人物がいとしい。最初は危険なキャラクターだと思った。迷惑だったり、憎たらしかったりするかもしれないけれど、私は自分の選択に最善を尽くして生きているヘンソンが素敵で応援したかった。
(つづく)
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