韓国JTBCの新ドラマ「ヒーローではありませんが」のクルーが撮影現場となった病院で救急患者が院内へ入るのを拒んだという指摘をSNSで受けた。制作会社は11日、事実関係を認めて「利用者の動線を塞がないよう撮影を進めていましたが、ご不便をおかけしたことをおわびします」と謝罪した。
発端はオンラインコミュニティに10日掲載された「ドラマ撮影チームは、人間的にひどいですね」というタイトルの文章。作成者は「妊娠33週目の妻が昨日下血したため救急室に行ったら、ドラマ撮影中だからと阻まれた」と書き込んだ。
また、作成者は「通路は2本あったが、1つはモニターとスタッフがずらりと並んでいて、もう一方は通れないように規制していた」と主張。「本人は気が焦って死にそうなのに、スタッフは走らずに静かにしろと行く手を遮りながら言った。ここは人を助ける場所なのに撮影の方が大事なのかと、ライオンのようにほえてしまった」と明かした。
この書き込みが拡散されると、非難の声が上がり、あるメディアは問題のドラマが「ヒーローではありませんが」であると報道した。
「ヒーローではありませんが」はチャン・ギヨン、チョン・ウヒ主演のドラマで2024年に放送される。
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