2025 年 12月 7日 (日)
ホーム社会“タバコ代”は慣習?…韓国・観光業界に残るリベート文化のリアル

“タバコ代”は慣習?…韓国・観光業界に残るリベート文化のリアル

(c)NEWSIS

韓国の自営業者向けオンラインコミュニティ「痛いから社長だ」に3月27日、「旅行会社のバス運転手、当然のようにタバコ代を要求してくる」というタイトルの投稿があった。

投稿した食堂を店主は「突然、旅行会社のバス運転手から電話があって、『30人くらい連れていくけど、インセンティブやタバコ代はどのくらいか』と尋ねられた」と明かした。

店主は「そういう制度はうちにはないが、運転手の食事くらいなら提供できる」と返答。すると運転手は「先輩の頼みでそちらの店に行こうというのにタバコ代も出ないのか?」と不満をあらわにした。店主が「それが普通なのか?」と尋ねると、運転手は「そうだ。そこは観光地でもないし、普通は10%くらいもらえる」と言い放った。

「それなら他の店を探した方が良さそうですね」と電話を切ったという店主は「本当にそれが常識なのか? あまりに当然のように要求されたので戸惑ってしまった」と話した。

この体験談についてはネット上でも賛否が分かれた。一部は「団体客を連れてきてくれるなら多少の手数料を払うのは普通」「タバコ代として10%程度渡すのが暗黙の了解」「配達業者が手数料を取るのと同じような仕組み」とコメントした。

一方で「最初から堂々と要求するのはどうか」「一度リベートを渡してしまうと今後も引きずられそうで怖い」といった否定的な声も目立った。

業界関係者によると、観光バスの運転手が案内した飲食店や観光地からリベートを受け取る例は珍しくないといい、一種の謝礼として少なくとも客一人につき1000ウォン(約100円)程度支払うのが慣習だという話もある。

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