韓国で最近、医師免許を持っていなくてもタトゥー(入れ墨)施術ができる「K-タトゥー規制自由特区」を一部都市に設ける案が浮上し、医療関係者の間で反発が起きている。
韓国ではタトゥーは若者を中心に広まり、K-POPアイドルの中にもタトゥーを入れる人が少なくない。ただ、医師免許を持たずにタトゥー施術をすれば医療法違反となり、5年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金刑となる。
この状況を打開しようと、タトゥー関連団体「大韓刺青師中央会」は最近、光州(クァンジュ)市にタトゥーの「規制自由特区」の指定を受けてその区域内は規制の対象外とする案を打ち立てた。すでに韓国政府に対し、承認を求める手続きを開始している。
こうした動きに対し、大韓医師協会が反発している。2日に声明を発表して「非医療関係者のタトゥー施術許容は国民の健康権を侵害するもの。決して認められない」として手続きの即時中断を要求している。
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