ソウルの私立小学校を志願できるのが2024学年度から3回に制限されたことを受け、平均競争率も下落したことがわかった。ただ、新型コロナウイルス禍以前よりは相当高い倍率で、私立小志向は変わっていない。
ソウル市教育庁によると、11月20日にあったソウルの私立小学校38校の新入生抽選には計約2万8000人が志願した。平均競争率は7.8倍だった。志願者は昨年より約1万7000人減り、倍率も12.6から低下した。
コロナ禍以前は各校が同じ日に対面で抽選を実施していたため、事実上1校しか志願できず、倍率は2倍前後だった。
ところがコロナ禍で抽選が非対面方式になり、複数志願が可能になった。これを受けて▽2021学年度6.8▽2022学年度12.0▽2023学年度12.6――と競争率が一気に上昇していた。特に昨年は競争率28.7という小学校もあった。
ただ、私立志向はコロナ禍だけが原因ではない。関係者の間では「私立は公立より遠隔授業など教育環境がより良い」という雰囲気が形成され、選好度が高まったという分析もある。
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