ソウル市瑞草区(ソチョグ)が保育園2カ所を閉園しようとしたところ保護者たちの猛反発にあい、慌てて撤回する失態を演じた。保育の需要と環境を十分考慮せず、性急に閉園しようとしたと批判を浴びている。
瑞草区では最近、新築マンション団地が2カ所で建設され、これに合わせて保育園2カ所が新設されることになった。一方で利用率の低い既存の保育園を閉園しようとした。「子どもが減る中、保育園運営は一層厳しくならざるをえない」というのが区の言い分だ。
しかし、保護者たちはこれに激怒し、激しい反対運動が始まった。子どもたちが不慣れな環境に適応できるか不透明なだけでなく、新しい保育園に全員入所できる保証もないためだ。
また、閉園対象の2園は待機人員が数十人に達するほど需要が多く、保護者の満足度も高いことから閉園が適切でないという指摘もある。
瑞草区は先週、2つの保育園の保護者たちと懇談会を開き、閉園の背景を説明した。しかし、得られたのは「納得できない」という反応だけ。一部の保護者たちは瑞草区のホームページに「閉園反対」を提起している。
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