ソウル市庁駅近くで7月1日に起きた9人死亡の暴走事故を機に、周辺商店の客足が途絶えている。
8月1日午後4時ごろ、ソウル市庁駅近くの食堂を訪ねると、経営者は「家賃も払えない」と嘆息していた。以前は2~3階まで混雑していたが、この日は中国人客1組だけだった。
ソウルの代表的な飲食店街の雰囲気はずいぶん変わった。宴会の会社員が減り、活気を失った。歩道に供えられた花束は撤去されたが、犠牲者を追悼する市民の姿は絶えない。
中区役所は融資や特別保証などで地域の中小業者を支援する計画だ。区の推薦があれば、ソウル信用保証財団が審査し、保証書を発給。業者は低利で最大5000万ウォン(約522万円)まで融資を受けられる。
近くの商店主は「融資は事実上全て借金になる。そのような支援がなくても銀行から融資を受けることはできる」と不満を訴えた。
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