ソウル市内の小学校の入学対象者数が2025年度には、前年から9.3%減少し、過去最低の5万3956人となったことが判明した。少子化の影響が一層深刻化している。
市教育庁の発表によると、今年の対象者数は、公立小学校566校(休校3校を除く)を対象に集計され、昨年の入学延期児や早期入学児を含んだもの。新入生数は2013年の8万1294人をピークに年々減少しており、2023年には初めて6万人台に、2024年には5万人台に落ち込み、今年はさらに最低記録を更新した。
6~7日の午後4~8時に、公立小学校566校で新入生の予備招集(準備のため入学前に登校すること)がある。新入生の所在確認と安全確認のため、保護者は入学通知書を持参し、指定された小学校を直接訪問するのが原則だ。ただし、長期休暇などの理由で訪問が難しい場合、ビデオ通話や電話での確認、または保育園・幼稚園の在籍証明書の提出による非対面対応も可能だ。
この予備招集に合わせ、教育庁は新入生の保護者向けガイドブック「2025新入生保護者ガイド」を配布し、オンラインでの保護者教育を実施する。この教育プログラムは、子どもたちが小学校生活に円滑に適応できるよう支援することを目的としており、現役の小学校教師が現場の経験に基づき講義する。
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