2024 年 11月 26日 (火)
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ソウル市、中国の通販サイトの子ども製品4割を「不適合」…有害成分が基準値を超過

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中国の代表的通販サイト「アリエクスプレス(AliExpress)」「テム(Temu)」「Shein(シーイン)」の三つで販売中の製品のうち、有害成分が基準値を超過した品目に対して、ソウル市はすべて販売を禁止にするよう要請した。

市当局者は5月28日、「先月8日から計7回にわたり3社で販売する子ども製品93個を検査した結果、40個が不適合判定を受けた。この内、今週結果が出た7個の製品を除いては全てサイトから削除された」と明らかにした。

市は今年に入って海外直接購入製品に対する安全性の懸念が大きくなったため、先月から3社で販売している製品を対象に有害性と耐久性などを検査してきた。子どもたちが直接触って使う93製品に対して優先的に検査を実施し、そのうち43%(40個)に対して不適合判定を下した。単一製品から複数の有害成分が検出された場合もあり、発生件数では計57件の不適合製品が出た。

最も多く検出された有害成分はフタレート系可塑剤だった。玩具や学用品、装身具など計25の製品で確認された。鉛・ニッケルなど重金属が基準値を超過した製品は15個だった。当局者は「フタレート系可塑剤に長期的にさらされれば、子どもたちの生殖機能などに影響を与えかねない」と危惧している。

加湿器殺菌剤成分として知られているCMIT(クロロメチルイソチアゾリノン)・MIT(メチルイソチアゾリノン)のような使用禁止防腐剤(3件)とホルムアルデヒド(2件)、ホウ素(2件)、バリウム(1件)なども基準値を超過した製品があった。

CMITとMITは皮膚・呼吸器に強い刺激を起こし、吸入・摂取・皮膚接触時に死に至ることがある。ホウ素は生殖機能に問題を起こす可能性があり、バリウムは消化管障害・心電図異常・筋肉麻痺などを誘発する。

機械的・物理的試験で不合格になった製品は計9個で、鋭い部分が切り傷・引っかき傷などを誘発し、小さな部品の飲み込み・窒息などの危険があった。

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