北朝鮮が7回目の核実験準備を終えたと伝えられるなか、ソウル大学国家未来戦略院は、年内に北朝鮮が核実験やそれに準ずるハイレベルの挑発行為に打って出る確率を「20%」と見通している。
同院が「韓国が直面している地政経リスク評価と対応」報告書で記した。
報告書は「核実験には中国の反対と北朝鮮住民の不満増加など内外的な制約要因がある。北朝鮮が対米、対南(韓国)軍事的圧迫を強化しながらも決定的な挑発は避けようとする可能性がある」と分析した。
ただ、来年あるいは再来年に北朝鮮が核実験をする可能性は50%に増加すると評価した。
研究チームは「(米国は)他の大国の脅威に直面しており、米国の北朝鮮核問題の優先順位は相対的に低くなっている。これは韓国にとって不安要因だ。キム・ジョンウン(金正恩)総書記が核実験を強行する場合、これは米国が北朝鮮との交渉の場に出てくるまで、引き続き(核開発を)推し進めるというシグナルだ。7回目だけでなく8、9回目と続く可能性がある」と診断した。
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