2026 年 3月 12日 (木)
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ソウル大・延世大でも辞退続出…合格しても選ばれない“自然系離れ”の実態

ソウル市内のある医科大学(c)news1

韓国の2026学年度大学入試・一般選抜(定時募集)で、ソウル大学と延世大学に最初に合格しながらも入学を辞退した受験生が計542人に上ったことが分かった。このうち自然系学科の辞退者は340人で全体の63%を占める。最上位層の多くが医学・薬学系へ進んだ可能性が高い。

入試予備校の鍾路学園がまとめた分析によると、ソウル大の定時募集で最初に合格した受験生のうち、107人が登録を見送った。前年の124人からは17人(13.7%)減少した。ソウル大の登録辞退者のうち、自然系は86人で全体の約8割に当たる。前年(95人)より9人少なかった。

背景には、2026学年度の医学部募集定員が前年より約600人減り、医学部とソウル大自然系の重複合格者が減少した点があるとみられる。最上位の自然系受験生は、医学部とソウル主要大学の自然系学科を併願する傾向が強い。ただ、医学部定員が今年とほぼ同水準だった2024学年度の定時募集と比べると、自然系の辞退者数は増えており、医学・薬学系志向の強さは依然として際立つ。

延世大でも定時募集の最初の合格者435人が登録を辞退した。自然系は254人で全体の58%を占める。とりわけ目立つのが、自然系最上位層に人気の高い「契約学科」だ。サムスン電子の採用条件付き学科であるシステム半導体工学科では、合格者32人のうち27人(84.4%)が辞退し、前年の68.0%から大きく上昇した。LGディスプレーと連携するディスプレー融合工学科の辞退率も57.1%に達した。

延世大の契約学科を含む自然系の合格者は、他大学の医学・薬学系、あるいはソウル大自然系と重複合格していた可能性が高い。

一方、人文系ではソウル大、延世大ともに辞退者数が減少、もしくは横ばいだった。ソウル大の人文系辞退者は17人で前年より10人減り、延世大は176人と前年とほぼ同水準だった。2026学年度の大学修学能力試験では、数学が国語より比較的平易だったため、自然系受験生による人文系への交差志願の優位性が小さくなった点が影響したとみられる。

(c)news1

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