
ソウル地下鉄1~8号線のすべてのエスカレーターに「逆走行防止装置」が設置されることになった。また、ホームと列車の間隔が広いところのある72駅には自動ですき間を埋める足場が設けられる。ソウル交通公社が12日、明らかにした。
エスカレーターの逆走行事故は、長時間稼動でギアやチェーンなどの主要部品が破損することで発生する。6月8日には京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の薮内(スネ)駅で上りエスカレーターが逆走し、14人が負傷した。
公社は現在稼働中の1833基のエスカレーターのうち、逆走行防止安全装置がすでに設置されている1097基(60%)を除いた736基すべてに装置を取り付ける。来年上半期までに完了する計画だ。
構造的な問題で取り付けられない73基については2025年までに計402億ウォン(約44億円)をかけて順次全面交換する。
また、ホームと列車のすき間に落ちる事故に備え、来年から2025年までに130ミリ以上の72駅585カ所に折りたたみ式の自動安全足場を設置する。
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