ソウル市とソウル警察庁が、交通渋滞が頻発する主要交差点の信号システムを変更し、交通の流れを改善した。
今年1~3月にソウル警察庁に寄せられた交通関連の苦情のうち、70%以上が交通渋滞の解消に関するもので、特に通勤時間帯の不便さが目立った。
ソウル市と警察は、これに対応するために合計131か所の渋滞頻発エリアを選定し、信号システムを改善する計画を立てた。
まず7月までに71カ所で信号システムを改善し、その結果、平均待機車両の列の長さが9.3%短縮され、交通速度が8.7%向上した。
また、金浦空港入り口交差点では、左折(日本の右折と同じ)信号と歩行者信号の一部が重複していたため、常習的な「尾を引く」渋滞が発生していたが、歩行者信号の順番を変更することで、交通速度が48.1%向上し、渋滞が大幅に減少した。
ソウル市は、9月までに残り60カ所での信号改善を完了させる。今後も効率的な交通運営政策を推進して市民の交通不便を解消することを目指している。
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