2024 年 12月 26日 (木)
ホーム社会ソウル・路上で「乾杯!」…屋台テーブルが道を占領、人も車も身動き取れず

ソウル・路上で「乾杯!」…屋台テーブルが道を占領、人も車も身動き取れず

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19日夕方、ソウル地下鉄鍾路(チョンノ)3街駅近くの別名「屋台」通り。1車線の道路に人と車が押し寄せ、混乱が起きた。車のドライバーらは行く手を遮る人たちに道を開けるようクラクションを鳴らし続けた。後続の5台のタクシーは動けずにいた。

時間が経つにつれて、人出はますます増えてきた。車が移動できないほど人がいっぱいになると、反対車線に出て通行するドライバーもいた。あちこちで「後ろに車が通る」「事故が起きそうだ」「人が多すぎる」などの声が聞こえた。

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◇鍾路3街駅の屋台通りはなぜ混雑するのか

鍾路3街駅一帯の交通が混乱するのは、春になって野外テーブルが歩道を占領したためだ。この日も1車線の道路脇には飲食店が置いた赤や青のテーブルが数十個ずつ並べられていた。

通れる歩道の幅が狭くなり、通行人は車道側を歩くしかない。20代の会社員は「そうでなくても、あまりにも狭くてうるさい。テーブルの間を通るのも大変そうなので車道側を通った。車がない時に早く通れば大丈夫ではないかと思った」と話す。

退勤後、友人たちとここを訪れた30代会社員もやはり「そもそもこの一帯は混雑している。最近さらに人が多くなった。暖かくなり、酒席が多くなったためだと思う」とみる。

鍾路3街駅4番出口の前には横断歩道があるが、役に立っていない。

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◇すぐ横をギリギリ車が通り過ぎる

ソウル鍾路区の楽園楽器商店街から益善洞(イクソンドン)通りには、車道にはみ出た露店もいたるところにあった。客は3~4人ずつテーブルに集まって酒とつまみを注文した。すぐ横をギリギリ車が通り過ぎたのに、気にしていない様子だった。

ここの露店そのものは違法ではない。2010年にソウル市で「歩きやすい鍾路通り作り」施策事業が始まって以後、鍾路3街駅一帯に移転し、区が管理している。鍾路区は管理する露店を指導し、取り締まっている。

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鍾路区もやはり、問題を認識し、共存通りを指定するなど対策作りに取り組むとしている。共生通りは鍾路3街駅4番出口前の1車線道路のうち、一つの車線を車が通行しない道路に指定する。

鍾路区関係者は「楽園楽器商店街から宗廟(チョンミョ)方向に行く車線は、駐車場がある建物が多いので、そのままにしておこうと考えている。反対車線は車の通らない道路にして露店を柔軟に配置しようと思う」との見解を示す。

歩道の上に置かれた露店のテーブルは「店舗前に一列だけテーブルを設置させるなどさまざまな方法を検討中」という。

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