ソウルの蚕院漢江公園にある浮遊式水上建物「ソウルロイヤルマリーナ」で先月21日深夜、構造物の一部が傾き、1階で運営中だったカフェなど一部の入居施設に浸水被害が発生した。ソウル市が調査したところ、原因は業者の管理不備によるものだと判明し、市は漢江にある同様の構造物についても一斉点検を実施する。
先月21日午後11時35分ごろ、ソウルロイヤルマリーナ遊船場の一部が傾いて、1階で運営中だったカフェなど一部の入居施設に被害が出た。ソウル市などは先月30日、構造物を元の状態に戻し、船舶関連専門家と合同で現場調査を実施した。
その結果、マンホールが密閉されておらず、雨水の流入などで遊船場が傾いたことがわかった。補助タンクに発生した一部の傾き以外に下部の浮力体に損傷はなかったという。市は「浮力体の構造的な問題ではなく、マンホール管理不備で事故が発生した」と確認した。
市は再発防止のため、漢江内の20の遊船場の施設管理者に対する安全教育を強化し、すべての水上構造物に対して一斉安全点検を実施する。
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