
ソウル市鍾路区の旧日本大使館前に設置された「平和の少女像」を囲んでいたバリケードが、約6年ぶりに一時撤去されたものの、その後再び設置され、関係者の間からは「まるで牢屋のようだ」との声が上がっている。
現場では4月1日、慰安婦問題の解決を求める定例の「水曜集会」に合わせ、警察が少女像周辺のバリケードを一時的に撤去した。
この撤去は、市民団体「正義記憶連帯」が区と警察に要請したことで実現した。ただ警察は、当面は集会の時間帯に限ってバリケードを外す方針で、全面的な撤去については今後の状況を見ながら判断するとしている。
バリケードが外されると、関係者や制作者らが現場に入り、像の清掃と点検を進めた。周囲の落ち葉やごみを取り除き、台座にたまった汚れやコケなども除去した。
点検の結果、像の塗装が剥がれ、台座には車輪の跡が残るなどの損傷が確認された。関係者によると、この約5年10カ月の間、十分な管理ができたのはごく限られた機会にとどまっていたという。
像の制作者は「日常的に管理できていれば、ここまでの状態にはならなかったはずだ。悲しさと悔しさがある」と語り、「今回は一時的に開放されたにすぎず、再び囲われる。まるで牢屋のようだ」と心境を明かした。
主催団体は今後、本格的な補修を予定しており、バリケードの全面撤去を求めている。
一方で、集会に参加した市民や外国人観光客が像の前で写真を撮る姿も見られた。海外から訪れた女性は「女性として胸が痛む」と語った。
しかし集会終了後、警察は再びバリケードを設置した。
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