ソウル市中区に位置する「ホアムアートホール」が入っている「ソソムンビル」(旧中央日報ビル)が、大規模な文化施設として再生する。地上38階、地下8階の業務・販売施設に加え、文化や公演のための空間も備えた複合的な文化スペースとして改築される。
ソウル市は9月13日に開いた第5回整備事業統合審議委員会で、この「ソソムンビル再開発事業(ソウル駅-西大門1・2区第1地区)」の変更案を通過させた。この審議では、建築・景観・交通分野を総合的に検討し、特に公演場利用者の安全性を確保することを条件に承認された。
さらに、近隣エリアと一体化した開放型の緑地空間が計画され、ソウル広場と同規模の大規模な休息空間が設けられる。これにより、堅苦しいビジネスエリアに文化と緑を取り入れ、活気を吹き込むことが期待されている。
また、既存のホアムアートホールは、1100席規模のクラシック音楽専用の公演場へとリニューアルされる。
ソウル市は「蓬萊(ボンレ)地区第3区再開発事業」も承認した。この地区はソウル駅前広場に面した代表的な地域だが、老朽化した建物が多く、その96%が40年以上経過している。今回の再開発により、地上28階規模の新しい業務施設が建設され、地下鉄との連結通路が設けられるなど、利便性の向上も図られる。
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