駅で倒れた若者を警察官夫婦が迅速な対応で救命する出来事が韓国であった。
13日午後、ソウル地下鉄2号線合井駅(ハプチョンヨク)のホームで20代の男性が突然倒れ、意識を失った。男性は呼吸が止まり、けいれんを起こして口元から血を流していた。
周囲の市民がなすすべなく戸惑う中、現場に居合わせたソウル警察庁所属のムン・ガンゴン警長(巡査長)が心肺蘇生法を施し始めた。妻で警察官のキム・ジェウン警長も協力し、救命措置を続けた。
これに触発され、市民たちも協力。約4分間の蘇生措置の結果、男性の心臓は再び動き始め、意識も回復した。その後、到着した救急隊員に無事引き渡された。
ムン警長は父親がかつて脳出血で倒れた経験から救命措置の重要性を認識していたといい「今回の対応が素早くできた」と話した。
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