2025 年 11月 4日 (火)
ホームライフスタイルトラベルソウル・南山に1.45kmのバリアフリー遊歩道「空の森の道」誕生

ソウル・南山に1.45kmのバリアフリー遊歩道「空の森の道」誕生

(c)news1

ソウル市の中心部・南山(ナムサン)の西側稜線に、一般開放されていなかったエリアを利用したバリアフリーの新遊歩道「空の森の道」が誕生した。全長1.45キロにわたるこの道は、高齢者や小さな子ども連れでも安心して歩ける傾斜8%以下の木製デッキ構造となっており、誰もが気軽に森林浴と都市景観を楽しめる場所として注目を集めている。

開放からまだ1週間も経たない10月31日午後、南山図書館横の入口にはベビーカーを押す若い夫婦、杖をついた高齢者、ペットを連れた市民の姿が多く見られた。

この新ルートは、かつて立ち入りが制限されていた南山の西側稜線を通り、体力トレーニング場から南山図書館までを結ぶコースとして整備された。ソウル市は展望台8カ所、休憩所・庭園8カ所を設け、四季の変化を感じながらゆっくり散策できる環境を提供している。

都市の喧騒を離れて、木々の間からはソウルタワー、都心、漢江、遠くには冠岳山まで見渡せる眺望が広がる。中でも「夕焼け展望台」は、ガラスの手すりを採用したスカイビュー型のフォトスポットとして注目されており、オ・セフン市長も「東京・渋谷スカイのような人気撮影地にしたい」と意気込みを見せている。

訪れた市民からは好意的な声が多く聞かれた。西大門区から1歳の娘を連れて訪れた会社員は「ベビーカーでも不便なく歩けた。段差がなく安心して楽しめる」と語った。

また、龍山区に住む市民は「年を取っていても無理なく登れる。こうした道がもっと増えてほしい」と話した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular