2026 年 3月 15日 (日)
ホーム社会ソウル・モーテル殺人事件…プロファイラーが検察発表を批判「被告の自己物語、検証せず受け入れた可能性」

ソウル・モーテル殺人事件…プロファイラーが検察発表を批判「被告の自己物語、検証せず受け入れた可能性」

ソウル・江北のモーテル殺人事件のキム・ソヨン被告=SNSより(c)news1

男性2人を殺害したとされるソウル・江北モーテル殺人事件をめぐり、プロファイラーのペ・サンフン氏が捜査当局の発表を強く批判した。起訴されたキム・ソヨン被告の主張に過度に依存し、「被告が作り上げた物語を検証せず受け入れたようなものだ」と指摘した。

ペ・サンフン氏のユーチューブチャンネルで11日、この事件に関する検察の説明方法と犯罪心理分析の問題点を指摘する動画が公開された。

ペ・サンフン氏は「検察の発表を見ると、どこか腑に落ちない。まともな捜査ではないように見える」と述べ、事件説明のあり方に疑問を示した。

また、検察がキム・ソヨン被告の幼少期について「家庭不和」と説明した点も問題視した。ペ・サンフン氏は「父親の飲酒暴力に継続的にさらされていたなら、それは家庭不和ではなく児童虐待だ。児童虐待を家庭不和と表現するのは非常に不適切だ」と主張した。

さらに、児童虐待の経験を犯罪性向の原因のように説明することにも慎重であるべきだと強調した。「幼少期に虐待を受けたからといって、全員が連続殺人犯になるわけではない。虐待経験者の多くは犯罪者ではなく、むしろ別の形の精神的問題を抱えることが多い」と述べた。

ペ・サンフン氏は、犯罪者自身が語る幼少期の物語をそのまま受け入れる捜査姿勢にも警鐘を鳴らした。「連続殺人犯は自分の行動を説明するため、幼少期の虐待の話をよく持ち出す。捜査機関がそれをそのまま受け入れると、事件分析がゆがむ可能性がある」と指摘した。

さらに「幼い頃の虐待が原因で犯罪者になったという説明は、実際と異なるケースが多い」とし、「連続殺人犯もそうした話が広まったが、実際には比較的裕福な農家で育ったとされる。別の事件でも、犯人の語る物語がそのまま受け入れられる傾向があった」と述べた。

そのうえで「犯罪者が作り上げたストーリーに、捜査機関やメディアが簡単に引き込まれてしまう。犯人自身もその効果をよく理解している」と指摘し、「今回の事件を見て、なぜこんなずさんな捜査をするのかと思った。犯人の自己物語をそのままコピーして捜査を進めるのは笑い話のようなものだ」と批判した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular