
ソウル・江南区(カンナムグ)の住宅街で麻薬取引があるという情報をつかんだ警察が張り込みの末、現場で2人の男を現行犯逮捕した。逮捕の瞬間を捉えた防犯カメラの映像が16日、大韓民国警察庁の公式YouTubeチャンネルにアップされた。
警察によると、事件は7月11日に発生。ソウル中部警察署の捜査班は、SNSで接触した男2人が麻薬の取引を計画しているという情報を得て江南区の住宅街で張り込みを開始した。
映像には、捜査中の刑事が帽子をかぶった不審な男の尾行を始める様子が記録されている。男はしばらく路地で待機した後、別の男と合流して近くの低層マンションに入った。

数分後、そこから出てきた2人はそれぞれ別の方向へ歩き出す。刑事はまず、黒い袋を手に持って歩くメタンフェタミンの購入者を逮捕した。
近くで張り込んでいた別の刑事がもう一方の男の身元確認を試みたが、男は激しく抵抗した。刑事たちが制圧し、麻薬の販売者であることを確認。こちらも麻薬類管理に関する法律違反の疑いで逮捕した。
発表によると、2人はSNSを通じて取引の日時と場所を決めていたという。
動画を見たネットユーザーからは「麻薬犯罪者には厳罰を望む」「犯罪一掃に取り組む警察の姿勢に敬意を表したい」といった声が寄せられている。
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