ソウル市は11日、公共交通機関のワンストップ無制限交通カード「気候同行カード」(Climate Card)を来年発売すると発表した。来年から、地下鉄と市内・マウルバス、公共自転車タルンイまで、すべての公共交通機関を月6万5000ウォン(約7200円)で無制限に利用できるようになる。
ヨーロッパなど海外では気候危機への対応のため、乗用車利用の減少を誘導する無制限公共交通利用券を販売している。昨年「月9ユーロ」チケットを実験導入して大きな反響を得たドイツは今年、月49ユーロチケットを本格導入した。これにより、公共交通機関の利用者が100万人増えたと推定される。
ソウル市は「気候危機対応と物価高時代の家計負担軽減のために、公共交通無制限定期利用券を導入することにした。バス料金に続き、来月には地下鉄料金が引き上げられ、家計負担はさらに大きくなると見て、料金負担を緩和する」と話している。
来年1~5月の試験販売後、下半期から本格的に施行する。
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