
ソウル市松坡区(ソンパグ)にある「ロッテワールドタワー」(高さ555m、123階建て)で12日午前、外壁を素手でよじ登っていた英国人男性(25)が73階地点で消防に救助され、警察に身柄を引き渡された。
関係者によると、男性は午前5時ごろから、ロッテワールドタワー西側を登っていたらしい。
公開された映像によると、男性は半ズボン姿でイタリア登山靴専門ブランドの有名なシューズを履いていたものの、安全装備は付けていなかった。小さなリュックサック一つを背負っており、そこにはスニーカー1足がぶら下がっていた。
男性は両手で柱を抱きかかえるようにしてゆっくりと登っていた。ただ、途中で足を滑らせ、片方が空中に浮くなど危ない場面もあったという。松坡消防署は午前8時52分、73階地点で男性をゴンドラで救助した。
男性は高層建築物を素手で登ることで有名で、2019年には英国で最も高いビル「ザ・シャード」を登って逮捕され、3カ月服役したこともある。
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