ソウルにある産後ケアセンターが、半年ぶりに一般室の利用料を大幅に引き上げた。
ソウル市によると、2月時点で市内の産後ケアセンター111カ所の一般室の平均利用料(2週間基準)は453万ウォン(1ウォン=約0.11円)だった。昨年8月の421万ウォンから32万ウォン値上がりした。
半年間で32万ウォンの引き上げ幅は、異例のことだ。物価上昇が続いた2022年8月(406万ウォン)から昨年8月(421万ウォン)の1年間でも、ソウル産後ケアセンターの平均費用は15万ウォンの上昇に止まっていた。
特別室でも、85カ所の2週間基準の平均利用料が705万ウォンとなり、昨年8月の638万ウォンよりも67万ウォン(11%)も上昇した。
こうした急激な価格上昇の主要原因の一つとして、ソウル市による「産後調理バウチャー」の支給が挙げられる。ソウル市は、昨年9月から産後ケアセンターの一部サービスなどに利用可能なバウチャーを出生児1人当たり100万ウォンずつ支給し始めた。これに先立ち、8月末から複数の産後ケアセンターが引き上げを通知した。
(c)news1