2025 年 5月 21日 (水)
ホーム社会ソウルの児童・生徒数、2025年度は81万2000人余に減少…1年で2万2000人↓

ソウルの児童・生徒数、2025年度は81万2000人余に減少…1年で2万2000人↓

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ソウル市内の幼稚園・小中高校・特別支援学校に通う児童・生徒の総数が、今年は81万2207人となり、前年の83万5070人から2万2863人(2.7%)減少したことがソウル市教育庁が16日発表した「2025学年度 学級編成結果」で判明した。特に小学生の減少が顕著で、教員数の削減とあわせて学級数は減少した。だが学級当たりの生徒数は前年と同じ水準を維持している。

81万2207人のうち、小中高校の生徒数は74万5815人で、前年の76万6206人に比べて2万391人(2.7%)減少した。

学校段階別に見ると、小学生は34万2249人で、前年より2万908人(5.8%)の大幅減。一方で中学生は20万112人と4374人(2.2%)増加した。これは2010年に出生率が高かった「白虎年」生まれの中学3年生と、2012年生まれの「黒龍年」中学1年生が在学している影響によるものとみられる。高校生は20万3454人で3857人(1.9%)減少した。

生徒数の減少により、学校の総数も前年より4校減って2115校となった。幼稚園は全体で5園減少し、公立は3園増加したものの、私立が8園減った。高校では高校学点制の全面導入に伴いオンライン学校が1校新設された。

全体の学級数は3万8063学級で、前年の3万9079学級より1016学級(2.6%)減少した。小中高校の学級数は3万3514学級で、前年より918学級(2.7%)減少している。平均の学級当たり生徒数は23.3人で、前年と同じ水準を維持した。

学校別に見ると、小学校は21.4人で前年(21.9人)より0.5人(2.3%)減少した。中学校は26.0人で前年より1.2人(4.8%)増、高校は24.7人で0.2人(0.8%)増となった。中学校で生徒数が増えたにもかかわらず、教員定数削減により学級数の削減が避けられず、1学級当たりの生徒数が増加したと教育庁は説明している。

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