金利が高くなるにつれて、韓国の住宅価格が下がっている。不動産市場はますます冷え込み、ソウルのマンション価格は9年1カ月ぶりに、首都圏のマンション価格は10年ぶりに、大幅に下落した。
追加の金利引き上げで住宅価格が下がり続けるとの見通しが広がり、取引心理は萎縮している。相場より価格を大幅に下げた投げ売りを中心にとした取引となり、下落幅が拡大している。
韓国不動産院が8日発表した「9月1週(5日)の週間マンション価格動向」によると、今週全国のマンション価格は先週比0.17%下落して18週連続の下落だった。不動産院が統計作成を始めた2012年5月以後、最大幅の下落だ。
ソウルのマンション価格変動率は前週(-0.13%)より下げ幅が大きくなった-0.15%を記録し、15週連続で下落した。下げ幅としては2013年8月5日(-0.15%)の調査以来、最大の下げ幅だ。
仁川(インチョン)と京畿道(キョンギド)はそれぞれ0.29%、0.22%下落し、首都圏全体の下げ幅は-0.20%から-0.21%と拡大した。首都圏のマンション価格の下落幅は2012年9月10日(-0.22%)以来、約10年ぶりの最大幅だった。
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