ソウル・江南(カンナム)の予備校街で、韓国の麻薬組織のメンバーらが試飲イベントを装って、高校生に「集中力を高めるのに良い」と偽って、麻薬成分の入った飲料を配って飲ませる事件が起きた。さらにメンバーらは高校生の保護者に連絡したうえ「われわれに協力しなければ、子どもが麻薬を使ったことを通報する」と脅迫していたという。
ソウル江南警察署は5日、メンバー2人を麻薬類管理法違反の疑いで検挙し、残る2人の行方を追っている。
メンバーらは江南区庁(カンナムクチョン)駅と大峙(テチ)駅に分かれ、それぞれの場所で「試飲イベント」を開き、予備校街の高校生らに「記憶力と集中力を高める良い飲み物が開発された」と声をかけ、麻薬成分が含まれた飲み物を配って飲ませた疑い。
メンバーらは「試飲」に応じた高校生らに「購入意向調査に必要」として保護者の連絡先を書かせ、親に連絡して脅迫していたという。現時点では金銭の被害は確認されていない。
警察には計6件以上の被害届けが寄せられ、高校生からヒロポン(メタンフェタミン)の陽性反応が出ているという。
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