ソウルのバナナ(1㎏)、リンゴ(1㎏)の平均販売価格(11日基準)が、世界約330都市の中で最も高いことが、インターネットプラットフォームNumbeoのデータで判明した。
Numbeoは、各都市が発表する物価の数値に基づいて、実際の取引事例をもとに物品の平均取引価格を算出するクラウドソーシング型のサイト。政府機関ではないものの、公式統計に基づき統計手法で算出している。
それによると、ソウルではバナナ(1㎏)が4960.40ウォン(約550円)、リンゴ(1㎏)が1万368.18ウォン(約1150円)、卵(12個)が4532.48ウォン(約500円)の平均取引価格を示した。
バナナとリンゴに加えて、じゃがいも(1㎏)やオレンジ(1㎏)も330都市の中でそれぞれ6位と7位と、高額で取引されている。じゃがいもは5468.08ウォン(約600円)、オレンジは7762.14ウォン(約860円)だった。
アジアに限れば、バナナ(1㎏)やリンゴ(1㎏)の他に、トマト(1㎏)、じゃがいも(1㎏)、レタス(1玉)もアジアの80都市以上の中で最も高い価格を記録している。オレンジや玉ねぎ(1㎏)もアジアの81都市中、2位を占めた。トマトは8070.92ウォン(約890円)、レタスは3391.35ウォン(約380円)、玉ねぎは4364.71ウォン(約480円)だった。
ソウルの生活必需品の価格全般が高い水準を示す中、たばこ(マルボロ20本入り)は4500.00ウォン(約500円)で、世界290都市中212位と、比較的低い順位に留まった。
ソウルの青果物価格がこれほど高い理由として、専門家は高い生産コストと輸入単価を挙げている。海外の大規模工場とは異なり、小規模工場での手作業が多いことに加え、輸入量自体が少ないため安価に仕入れることが難しい。また、最近の異常気象による生産量の減少も要因とされている。
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