![](https://koreawave.jp/wp-content/uploads/2025/02/ソウルに登場した「壁のない喫煙ブース」に賛否…「受動喫煙被害が減った」「エアカーテンは強風に無力」-1024x559.jpg)
ソウル市瑞草区(ソチョグ)の江南(カンナム)駅近くに設置された「開放型喫煙所」が賛否を呼んでいる。
この喫煙所は瑞草区が昨年12月20日、江南駅近くの裏通りに設置したもの。従来の喫煙ブースの壁を取り払い、エアカーテンで煙の拡散を防ぐ構造になっている。
新たな喫煙所の導入で、歩行者の受動喫煙の被害は減ったようだ。ある会社員(34)は「以前はカフェの扉が開くたびに煙が流れ込んできたが、今は改善された」と評価。喫煙者が1カ所に集まるようになり、通り全体に煙が広がる状況も緩和されたという。
一方で、開放型喫煙所が都市の景観を損ねるとの批判もある。特に強風時にはエアカーテンの効果が不十分で、煙が外へ流れ出る。近隣のビル管理者は「風が吹くと煙がそのまま外へ出てしまう。追加の遮へい物が必要だ」と語った。
瑞草区は「今回の施設は喫煙者の便宜を図るものではなく、非喫煙者の保護を目的としている」と説明している。今後、改良を進め、今月末までに同様の施設をさらに2カ所設置する計画だ。
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