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昨年、ソウル市内で飲食店を開業するために必要な平均資金は約7681万ウォン(約850万円)で、月平均賃料は約341万ウォン(約37万円)だったことが明らかになった。業種別ではハンバーガー専門店が約1億5713万ウォン(約1730万円)で最も高かった。
フィンテック企業FINDAは25日、AI商圏分析プラットフォーム「オープンアップ」のデータをもとに「2025年飲食業創業トレンド」を公開した。
昨年のソウル市内の飲食業店舗数は計10万9550カ所で、前年に比べ0.13%減少。新規開業数も1万7564件で、前年比2.55%減少した。
業種別では、「韓国料理」の新規開業が4788件と最も多く、前年比11.01%増加。「スープ料理専門店」が683件(同6.72%増)、「ベーカリー」が714件(同5.31%増)と続き、「ハンバーガー専門店」(3.10%増)、「日本料理店」(1.08%増)が上位を占めた。一方、それ以外の業種は高金利・物価高の影響で開業が減少した。
主な消費者層は30代の男性で、14業種のうち8業種で最も決済割合が高かった。ただ、パン店や洋食、世界料理専門店では30代女性の決済比率が最も高く、カフェ業種では20代女性がトップだった。
業種別平均開業費用は「ハンバーガー専門店」(約1億5713万ウォン)、「焼肉店」(9264万ウォン)、「スープ料理専門店」(9209万ウォン)が上位。一方、開業費用が低い業種は、「粉食(軽食)店」(3868万ウォン)、「チキン店」(4325万ウォン)、「ピザ専門店」(4642万ウォン)の順だった。
FINDAのオープンアップサービス責任者は「国内景気低迷の中、業種ごとの開業動向に明暗が分かれている」とし、「競争が激化し開業コストも増加傾向にあるため、データに基づく慎重な判断が求められる」と述べた。
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