
ソウル市内の繁華街や事故多発地域で11月7日夜、飲酒運転の集中取り締まりが実施され、約2時間で11件が摘発された。警察は「一口でもダメ」として、血中アルコール濃度が基準(0.03%)を超えた運転者を厳正に処分した。
午後9時から11時にかけて実施された取り締まりには、警察官116人とパトカー・白バイ35台が動員された。背景にあるのは11月2日に東大門(トンデムン)駅付近で発生した死亡事故。焼酎3本を飲んだ30代の男が歩道に突っ込み、日本人母娘をはね、母親は死亡、娘は重傷を負ったのだ。
この日の取り締まりは、東大門、江南(カンナム)、瑞草(ソチョ)、水西(スソ)であり、免許の取り消し3件、停止8件が確認された。最多は江南の5件だった。
アルコール濃度0.059%だった40代男性会社員は過去にも飲酒運転歴があったことから免許取消処分に。別の40代男性は「ビール2杯だけ」と弁明したが、0.061%で免許停止となった。
ソウル警察庁は今後も金曜の夜などに抜き打ちの大規模取り締まりを継続する方針。
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