
ソウル市龍山区で、70代男性が運転するタクシーが中央線を越えて対向車と衝突し、日本人観光客の夫婦と生後9か月の娘が重傷を負う事故が発生していたことが11月11日、明らかになった。ソウル龍山警察署は運転手を交通事故処理特例法(傷害)の容疑で立件し、捜査を進めている。
事故は10月21日午後7時ごろ、龍山区内の道路で発生。男性の運転するタクシーが中央線を越えて、反対車線を走ってきた乗用車と正面衝突した。この事故で、タクシーに乗っていた20代の日本人夫婦が骨折などの重傷を負い、生後9カ月の娘は意識を失った状態で病院に搬送された。現在も重体だとされる。
男性は当初「急発進があった」と主張したが、その後の警察の取り調べでは「ペダルを踏み間違えた」との趣旨の供述をしているという。酒気帯びや薬物使用の痕跡はなかった。
11月2日にはソウルを訪れていた日本人親子が飲酒運転車にひかれて死亡する事故も発生している。
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