
ソウル市江北区で発生した「モーテル連続殺人」事件をめぐり、容疑者のさらなる犯行をうかがわせる新たな状況が確認された。警察は、2025年10月に被害に遭ったとみられる20代男性から事情を聴いていたことが分かった。
ソウル江北警察署は、容疑者と接触していた人物のうち、被害に遭ったとみられる20代男性を参考人として呼び、経緯を確認した。
この男性は2025年10月25日午後5時41分ごろ、ソウル市瑞草区の飲食店でホワイトワインを飲んでいた際、突然倒れて病院に搬送された。
119番通報の録音記録によると、当日は容疑者のものとみられる携帯電話から「同席していた男性が倒れた」と通報があったという。
消防隊員が「誰がけがをしたのか」と尋ねると、通報者は「けがではない」と答え、「一緒に来た男性がホワイトワインを飲んで突然倒れた」と説明したとされる。
救急活動日誌には、倒れた20代男性は痛み刺激には反応したものの、瞳孔が縮小する「縮瞳」が見られ、ろれつも回らない状態だったため、病院へ搬送したと記録されている。
容疑者は2025年12月14日から2026年2月9日までの間、20代男性3人にベンゾジアゼピン系薬物入りの飲料を渡し、2人を死亡させ、1人を意識不明に陥らせた疑いが持たれている。
これまで2025年12月の事件が最初の犯行とみられていたが、その約2カ月前の2025年10月にも類似した状況があった可能性が浮上したことで、事件の全体像はさらに広がりを見せている。
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