ソウルが今年、世界で「創業しやすい都市」10位と評価された。創業エコシステムの価値は約223兆ウォンで、2年で4倍以上成長した。
グローバル創業エコシステム評価機関「スタートアップゲノム(Startup Genome)」は14日、世界100カ国280都市を対象に調査した「グローバルエコシステム報告書」を発表した。
世界1位は米シリコンバレー、2位はニューヨークとロンドンが同レベル、ボストン(4位)、北京(5位)などが続いた。1~3位は昨年と同じで、ボストンと北京の順位が交代した。グローバルトップ20位内のアジア都市は、ソウル、北京を含め5都市で、上海(8位)、東京(12位)、シンガポール(18位)となっている。東京は昨年の9位から12位に下がった。
今回の評価でスタートアップゲノムは、クーパンなど5件の大規模資金回収がソウルの創業エコシステムの価値を大きく引き上げたと分析した。また、創業の初期段階での投資が増加したため、北京、東京を抜いてアジア都市の中で「資金調達」部門の1位を占めた。
特にソウル市が投資誘致の専門機構であるソウル投資庁を中心に強気な海外投資に乗り出し、▽汝矣島(フィンテック)▽洪陵(バイオ医療)▽良才(人工知能)――など区域別に創業拠点を造成し、積極的な政策を展開している。この点も創業エコシステムの成長可能性を高める要因に挙げられた。
スタートアップゲノムは米国の民間シンクタンクで2012年から関連報告書を発刊している。
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