現場ルポ
◇捨てれば「金」をもらえる分別回収箱に先端技術集約住宅まで
住宅を見て回ると、横約2メートルに縦約1メートルのスマート分別回収箱を見かける。K-water職員が分別回収箱に近づき、画面に固有コードを入力して、ペットボトルを入れるべき場所にプラスチックのメガネケースを入れてみた。すると回収されずにそのまま出てきた。
ウエイストテック(wastetech)スタートアップ「スーパービーン(Super Bin)」が製作したこのスマート分別回収箱はペットボトルだけを認識して回収するシステムを備えている。ビニールラベルが貼られていても回収されない。ペットボトルを一つずつ捨てるたびに現金に転換できる10ポイントが入居者アカウントに積み立てられる。1ポイントは1ウォンに当たる。2000ポイント以上満たせば現金のように使える。
道路沿いを歩いている途中、3階建てのスマートビレッジゲストハウスに入った。
見た目は閑静な村で見られる一戸建て住宅のような印象だ。内部のあちこちを見てみると、未来住宅に入ったような感じがした。キッチンの横に設置されたスマートミラーに手をかざすと、鏡はモニターに変わる。モニターには個人別に着用したスマートバンドを通じて共有された現在の自分の身長と体重、腰回り、体温、活動量、食前血糖、血圧などを一目で見ることができる。他にもインターネット機能を備え、リアルタイムニュースと生活情報も一緒に見ることもできる。
部屋のあちこちのスイッチにも音声認識機能が内蔵されている。ベッドの外に出たがらない現代人にはうってつけだ。ベッドに横になったまま照明を操作できるからだ。
住宅のあちこちには黄色い天然芝が植えられたテラスがある。未就学児が両親と簡単にボール遊びができるほどの面積だ。周辺を見回すと、植木鉢を置いたり、子供たちが乗れる玩具車を置いた家も見えた。
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