
韓国で朝晩の寒暖差が10度以上となって風邪の患者が増える中、生活雑貨チェーン大手ダイソーの「アルコールスワブ(ALCOHOL SWAB)」が風邪予防に効果的だという口コミが拡散し注目を集めている。
SNS「X」では「母が亡くなってから半年間ずっと風邪や寒気に悩まされたが、毎日スマートフォンをアルコールスワブで拭き取るようにしたら風邪の兆しが消えた。肌の調子まで良くなった」という投稿が数百万回閲覧され、利用者の共感を得た。
ネットユーザーの間でも「コロナ以降使い始めたが一度も風邪にかかっていない」「スマホの画面だけでなく側面やケース、ドアノブまで定期的に拭くと小さな病気が減る」といった反応が相次いでいる。
この商品は1箱100枚入りで個包装、穀物発酵エタノール83%を含有。大腸菌や黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌などに対し99.9%の殺菌効果が認証されている。価格は2000ウォンと安価で、携帯性や汎用性も高く「コスパ最強アイテム」と評価されている。
実際、スマートフォン表面は便座よりも10倍多くの細菌が検出されるという米アリゾナ大の研究結果もある。風邪の原因となるライノウイルスも数時間は表面で生存するため、アルコールスワブで拭き取れば感染リスクを下げられる。
サムスンやアップルも公式サイトでアルコール系消毒剤を用いた端末の衛生管理を推奨している。ただ専門家は「アルコールスワブはあくまで補助的手段」であり、手洗いや換気、咳エチケットなど基本的な生活習慣の徹底が最も重要だと指摘する。
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