Startup Story ~~ 成功のカギ
ブルーシグナム(BLUE SIGNUM) ユン•ジョンヒョン代表
日記を毎日「書かないといけない」という固定観念を破った日記アプリが出た。気分と活動を表現するアイコンを選択するだけで日記が完成するのはもちろん、うつ病など自身の精神の健康状態まで確認することができる。
「ブルーシグナム」は、ソウル大自由専攻学部の学生4人が2019年11月、ペットロボットを開発するため人工知能(AI)スタートアップチームとして集まり、精神の健康に関するデジタル治療剤開発のために創業した。KB金融グループが今年7月開いたKBイノベーションHUBの1期として加わった。現在、日記アプリ「毎日まめ(豆)」のサービスを展開している。
ユン・ジョンヒョン代表(25)は、MONEY TODAYの取材に対し、ブルーシグナムについて「人の心理を技術で解放する会社」と位置づけた。「精神の健康管理サービスに関するアプリは多いが、人と技術、そして心理・精神健康についてすべて理解し、実際に精神健康のためのサービスをきちんと提供できているところはまだない。これらすべてを兼ね備えたものがブルーシブナムの競争力だ」とアピールした。
ユン代表の専攻は経営学科ロボット工学という。
「ペットロボットを育てるのが難しい単身世帯のために、精神的な助けとなるようなペットロボットを開発しようとチームを立ち上げた。ただ、その開発のために実施した多くのインタビューを通して、一人で暮らす人たちの心理的な問題を知ることとなった。こうした人たちにすぐに必要なものは、ペットロボットより『毎日まめ』のような日記アプリであることがわかった」
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