
スターバックスコリアが韓国大統領選挙の期間中、主要候補者の名前を店舗でのニックネームに登録できないよう制限していることが確認された。対象は「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補▽「国民の力」のキム・ムンス(金文洙)候補▽改革新党のイ・ジュンソク(李俊錫)候補――ら主要7人の名前だ。
スターバックスは、注文時に顧客が自分で設定したニックネームを呼んでもらう「コール・マイ・ネーム(Call My Name)」サービスを運用している。これは顧客との親密度を高め、ブランドの差別化を図るための戦略の一環だ。
しかし、選挙など政治的に敏感な時期には、特定のニックネームが店内の対人関係に摩擦やクレームを招く可能性があるとし、特定のキーワードに対して登録を制限する措置を講じている。
スターバックスの関係者は「スターバックスは一貫して宗教的・政治的中立を維持しており、差別用語や下品な言葉など、スタッフ(パートナー)が呼ぶのに適さない表現についてはリアルタイムでモニタリングし、使用をブロックしている」と述べた。また「大統領選候補の名前をめぐる不要な論争を避けるため、選挙が終了するまでこれらの名前はニックネームとして使用できないように制限している」と説明した。
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