韓国の婦人服ブランド「スタジオトムボーイ(STUDIO TOMBOY)」が8日、発売45周年を迎え、最近10年間で最も愛された10点を選定して制作した「リコレクション」(RE-COLLECTION)を発表した。
リコレクションは2012~21年に、年度別に最も多く売れたり、話題になったりした製品を、従来のデザインをそのまま再現した。ブランドの歴史はもとより、この10年間の韓国の婦人服トレンドの変化も確認できる。
2012年に登場した「フードディテール・トレンチコート」はトレンチコートに取り外し可能なフードを組み合わせたことで話題になった。2013年に発売した「デタッチャブルフラップトレンチコート」は、業界で初めてフラップの取り外しを可能にした製品だ。2014年に登場した「ハイネックバルーンオーバーフィットコート」は、女性が腰紐を締めて着ていたスリムなコートから脱し、オーバーサイズフィットのコートを着用し始めたことで人気を集めた。
「セットアップジャケット」は発売後5年間、最高のヒット商品として位置づけられ、男性用ジャケットのオーバーサイズシルエットを女性服ジャケットに初めて取り入れた。スカートのスーツやハイヒールの代わりに、快適でカジュアルなセットアップスーツに運動靴を履けるようになったトレンドに貢献した。
リコレクション製品は、発売当時のオリジナル製品の味わいを伝えるため、従来のデザインとディテールをそのまま具現し、プレミアム革ラベルを付けて限定版の特別さを加えた。1製品当たり45枚ずつだけ製作し、今月16日まで「新世界インターナショナル」のオンラインモール「エスアイビレッジ(S.I.VILLAGE)」で単独販売する。
スタジオトムボーイは1977年に設立。2010年に業績悪化で危機に見舞われたが、2011年に新世界インターナショナルに買収された後、再生に成功し、売上1000億ウォン台のメガブランドとしての位置を固めた。
関係者は「スタジオトムボーイは韓国の女性カジュアルの歴史をそのまま見せる象徴的なブランド。45年間築き上げてきたブランドヘリテージを土台に、韓国を代表する婦人服ブランドに育てていく」と述べた。
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