韓国サムスン電子が半導体事業の不振の影響で、昨年第4四半期(10~12月)に「アーニングショック(実績衝撃)」を記録した。14年ぶりに半導体事業で赤字となる観測もある中で、これまで「減産と投資縮小はない」と言っていたサムスン電子の立場が変化するか注目される。
同社によると、2022年第4四半期(10~12月)の営業利益は前年同期比69%減の4兆3000億ウォン(1ウォン=約0.1円)と暫定集計された。四半期基準の営業利益が4兆ウォン台だったのは2014年第3四半期(7~9月)の4兆600億ウォン以後、8年ぶりのことだ。
業績不振の最大の理由は半導体事業だ。半導体事業は2021年第4四半期、サムスン電子の年間営業利益(13兆8700億ウォン)のうち63.7%(8兆8400億ウォン)を上げたほど、全体業績を支えている。
このように比重の高い半導体事業が低迷し、サムスン電子全体の営業利益も大幅に引き下げたのだ。
証券業界は、サムスン電子が第4四半期の半導体事業で、前年同期比5分の1レベルである1兆ウォン半ばの営業利益になったと予想している。KB証券は第4四半期の半導体営業利益が3000億ウォンにとどまったと集計した。
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