韓国サムスン電子が高価な半導体装備3台をナノ総合技術院に移転する。同院は半導体施設を活用して中小・中堅企業が開発した技術を実証する機関。
サムスン電子が今回持ち込んだ装備3台を新規構築するには300億ウォン以上の予算がかかるが、ナノ総合技術院は15億ウォン前後に抑えた。サムスン電子が半導体分野素材・部品・装備のテストベッド構築のために勇断を下したとされる。
ナノ総合技術院は29日、サムスンが保有している300ミリ半導体装備3台を移転設置すると発表した。グローバル半導体技術競争で300ミリ装備は核心インフラだ。サムスン電子は国内の中小・中堅企業が開発した素材・部品・装備実証も半導体競争力強化のために重要だと判断し、低価格で装備を渡した。
ナノ総合技術院の幹部は「最近、半導体装備の価格が急騰し、納期遅延などで装備確保が難しい状況が続く。サムスンが装備移転を決めてくれ感謝している」と話した。
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