2025 年 9月 26日 (金)
ホーム社会サムギョプサルは脂身だらけ、タクシーは高額請求…韓国“ぼったくり”鬱陵島、観光・交通の危機に住民悲鳴

サムギョプサルは脂身だらけ、タクシーは高額請求…韓国“ぼったくり”鬱陵島、観光・交通の危機に住民悲鳴

鬱陵島=慶尚北道提供(c)NEWSIS

韓国・慶尚北道(キョンサンブクド)の離島、鬱陵島(ウルルンド)で観光客離れが深刻化している。飲食店やタクシーなどの「ぼったくり」が報じられてイメージが悪化する中、旅客船の運航中断が相次ぎ、住民たちが危機感を強めている。

鬱陵郡庁のホームページに9月6日、「航路がどんどんなくなり、このままでは全員死んでしまう。迅速な措置を望む」と訴える投稿が掲載された。

鬱陵島と本土を結ぶ航路は、船舶故障や運航会社の経営難で9月から運休が続いている。鬱陵郡議会は8月末に緊急会議を開催。イ・サンシク議長は「海上交通は郡民にとって不可欠だ。持続可能な旅客運送体制の構築に全力を尽くす」と述べた。

鬱陵郡発展研究所のペ・サンヨン所長も「政府は新規航路参入の基準を厳格化するとともに、既存業者の競争力強化を支援すべきだ」と主張した。

一方、観光客数の減少は顕著だ。鬱陵島を訪れた観光客は2022年46万1375人、2023年40万8204人、2024年38万521人と減少傾向にあり、2025年1~8月累計も前年同期比7.44%減となっている。

最近、ある飲食店のサムギョプサルが半分脂身だったとSNSで拡散されたほか、高額なタクシー料金やレンタカー代の問題が相次いで報じられ、「ぼったくり島」の悪評が広まった。現地は健全な観光文化を目指すキャンペーンを展開しているが、観光客の視線は依然として冷ややかだ。

(c)NEWSIS

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