2025 年 1月 16日 (木)
ホームライフスタイルサッカーウェア、レギンスのMZ世代でにぎわう韓国の登山路

サッカーウェア、レギンスのMZ世代でにぎわう韓国の登山路

仁王山を下る市民ら(c)news1

19日土曜日の午前9時、ソウル市鍾路区仁王山(チョンノグ・インワンサン)はMZ世代の若い登山者でにぎわっていた。服装はサッカーウェアやレギンス、シャツ、アノラック(ウィンドブレーカー)などさまざま。半数ぐらいは20~30代だ。登山靴を履いたり杖を持った中年が大部分だろうという予想は外れた。

友人と登山していた大学生のチェ・ヨンジさん(25)はレギンスを履き、肩に人気アイテムのスリングバッグを掛けていた。登山の理由は「週末を充実させるため」。余暇を過ごしたりデートをしたりする場として「山」が注目されているのだ。

恋人と手をつないでいるホン・スンジェさん(31)は「彼女も私も山が好きだ。友達について行ったら登山の魅力を実感した」と笑った。

この日、ガールフレンドと北漢山(プカンサン)に登ったチェ・ドンフさん(22)は「デートに登山を選んだ。暑いけど、登山の後は室内でおいしいものを食べる」と話した。

登山客の間では「マッコリはドローンで配達できないのか」という冗談も飛んでいた。頂上に登ると、はやりの「インスタ姿勢」で写真撮影。もちろんSNSに載せるためだ。

大学同期と登山するというイ・ミングさん(24)は「SNSに登山のショットを載せる人が多く、登山人気を実感している」と話した。

SNSを検索すると「登山スタグラム」(登山とインスタグラムの合成語)というキーワードをつけた投稿は160万件以上。登山(トゥンサン)と子ども(オリニ)の合成語である「トゥンリン」の投稿も83万件余りあった。

若い世代の登山ブームは新型コロナウイルス禍の事実上の終息に関係がある。韓国科学技術研究院はコロナ禍以後、20~30代の登山への関心が高まったと分析している。

(c)news1

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