2024 年 11月 27日 (水)
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コーヒー値段は上昇、ゆえに自前コップ・タンブラーで安く飲む

SDGs~韓国の取り組み

(写真=イメージトゥディ)©news1

韓国で大手コーヒーフランチャイズ各社の値上げが続く中、環境保護とともに、コーヒー価格を下げる方法が注目を集めている。

スターバックス(Starbucks)やツーサムプレイス(ATWOSOMEPLACE)、ハリス(HOLLYS)、トムエヌトムズ(TOMNTOMS)、コーヒービーン(CoffeeBean)など、メジャーコーヒーフランチャイズの大半が価格を値上げすると、MZ世代はもとより、節約家のコーヒー愛好家らの個人のカップやタンブラーの使用が増えている。

引き上げ幅は100~400ウォン台だが、個人コップを利用する場合、引き上げ前の価格でドリンクを楽しむことができる。フランチャイズによっては最大500ウォン割引するうえ、環境保護にも一役買うため一石二鳥の消費というわけだ。

◇売り場で作るドリンク注文で500ウォン割引

業界関係者によると、売り場で作るドリンクを注文する際、個人カップを使用すれば割引サービスが受けられる主なコーヒーフランチャイズは次の通り。

 ポール・バセット(Paul Bassett)
 エンジェル・イン・アス(Angel-in-usCoffee)
 スターバックス(Starbucks)
 コーヒービ-ン(Coffee Bean)
 ハリス(HOLLYS)
 トムエヌトムズ(TOMNTOMS)
 パスクッチ(PASCUCCI)
 ツーサムプレイス(A TWO SOME PLACE)
 カフェベネ(Caffe Bene)
 イディヤ(EDIYA)
 ペクタバン(PAIK’S COFFEE)

割引幅が最も大きいのはポール・バセットだ。個人のタンブラーとマグカップを持参して売り場で作るドリンク、または売り場で作るドリンクが含まれたセットメニューを注文すれば、500ウォンの割引を受けられる。1杯4300ウォンのアメリカンを注文する時、個人カップを利用すれば10%以上の特典が受けられる。

ただ、アイスクリームは割引対象から外される。無料クーポンを使用する場合も割引は適用されない。使い捨てカップの再利用も割引にならない。

次に、割引幅が大きいところはエンジェル・イン・アスとスターバックスで、400ウォンの割引を受けられる。スターバックスの場合、先月13日からこれまでの300ウォンから割引幅を100ウォンさらに増やした。これにより、4500ウォンのスターバックスカフェアメリカンを個人カップで注文すれば、値上げ前の価格である4100ウォンで購入できる。

コーヒービーン、ハリスコーヒー、トムエヌトムズ、パスクッチ、ツーサムプレイス、カフェベネではそれぞれ300ウォンの割引料金で、イディヤは200ウォン、ペクタバンは100ウォンだ。

©news1

◇割引特典強化…個人カップを使った注文件数が増加

大多数のコーヒー専門店は値上げの際、個人コップ利用キャンペーンを強化している。今年6月に使い捨てカップ保証金制の施行を控え、消費者が個人カップの使用に慣れるよう奨励すると同時に、値上げの衝撃を和らげるためとみられている。

業界関係者は「売り場の内外での個人カップ使用に対する社会的合意はすでに形成されている。それゆえ顧客に個人カップの使用を誘導するための動きは続くだろう」と述べた。

割引に対する消費者の反応も肯定的だ。スターバックスは今月13日からドリンクの価格を引き上げると同時に、個人カップ利用客への特典を強化。すると、同日から16日までの2週間、個人カップでの注文件数は約90万件で前年同期比60%増えた。

スターバックスが実施した個人カップ利用のアンケートでも同じ傾向が出ている。昨年、個人コップを使ってポイントを多く積み上げた顧客243人のうち40%が、個人コップ使用の理由に「割引特典」を挙げた。個人カップ利用を勧めるためのアイデアを問う質問にも、39%が「特典キャンペーン」を挙げている。

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