韓国で、原材料上昇と配達費加重など外食物価が高値を続けるなか、のり巻きに続きコンビニ弁当まで7000ウォン(約775円)台に迫り、一食の負担がさらに重くなっている。冷麺やビビンバが1万ウォン(約1100円)台を突破し、キムチチゲなども大幅に値上がりしており「ランチフレーション」(ランチ+インフレーション)現象が深刻化している。
コンビニ4社の上位弁当価格現況でCUの「圧倒的な豚王豚カツ」とイーマート24の「南山王豚カツ弁当」が6900ウォン(約763円)と、7000ウォン(約774円)に迫った。
CUの「一食満足11品おかず」6700ウォン(約741円)をはじめ、GS25の「いつでもたっぷり弁当」6700ウォン(約741円)などコンビニ各社の主要販売品目群で6000ウォン(約663円)前後の弁当が主流になっている。
GS25は、販売弁当16種の中で主要な売り上げ上位5種は「何が好きか分からなくて全部入れた」5900ウォン(約652円)、俳優キム・ヘジャと協業した「ヘジャロウン(お得感たっぷり)」シリーズは5200~5800ウォン(約575~約641円)台で販売されている。
CUもやはり主要販売リストで圧倒的な豚醤油プルコギ定食、圧倒的な豚キムチ豚肉、ミョンニュンジンサカルビ定食5900ウォン(約652円)などが6000ウォン(約663円)に迫り、イーマート24のトッカルビ韓定食弁当ともやし豚カツ弁当5900ウォン(約652円)、チキン屋弁当5500ウォン(約608円)などをはじめ、セブンイレブンが俳優イ・ジャンウとコラボした「マッチャンウ」シリーズもやはり5900ウォン(約653円)で販売されている。
コンビニ4社ののり巻き類も、のり巻きは3000ウォン(約330円)台を超え、おにぎりも大きさによって1700ウォン(約188円)台まで値上がりした。先月、コンビニのり巻きの価格は最大20%値上がりした。
コンビニ業界では肉類、野菜類など原材料価格の引き上げに伴う避けられない措置という。また、シェフ、俳優などとコラボをしながら、材料の差別化による量と質の向上で価格帯を決めたと説明している。
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