2024 年 12月 31日 (火)
ホームエンターテインメントコロナの悪夢から3年ぶりの祝砲 (下)

コロナの悪夢から3年ぶりの祝砲 (下)

「犯罪都市2」©news1

◇ベトナムをどう表現するか

先月18日に公開された「犯罪都市2」は昨年6月のクランクアップから1年余りを経て公開された。映画は当初2020年2月から撮影予定だったが、新型コロナウイルス感染によって1年余り撮影が中断され、その後に再開されたものだった。

「犯罪都市2」は、主な舞台であるベトナムでロケを進める予定だった。

イ・サンヨン監督をはじめ、スタッフは2019年9月からベトナムを数回訪問し、セットを設け、現地俳優のキャスティング作業も終えていた。2020年2月末にベトナムでクランクインする計画で、先発隊がまず出国して撮影の段取りを整えていた時、新型コロナウイルスが発生した。

計画はすべてストップとなった。イ・サンヨン監督はベトナムで10億ウォン近く費用を使っており、当時のことを思い出すと「今も背筋がぞっとする」とインタビューで語っている。

1年待ったものの、ベトナムロケはキャンセルとなった。

ロケ地は結局、国内となった。イ・サンヨン監督はロケ地変更に合わせてシナリオを修正し、セリフも状況に合わせて変えた。「どのように撮ればいいのか、不安が大きかった」と、イ・サンヨン監督はのちに明らかにしている。

ベトナムの雰囲気を出す場面が大きな障害となった。韓国でCGチームとコンテを組み、ベトナム現地スタッフが背景の素材だけを撮った。そして、韓国で最大限、ベトナムの雰囲気と似たような場所を探し、セットを作って隙間を埋めようとした。

「犯罪都市2」©news1

◇「既に8作程度」

こうした努力の末、「犯罪都市2」は1000万の壁を突破した。続編の成功により、「犯罪都市」はシリーズ化されることになった。

主演のマ・ドンソクは「今は申し上げることができないが、マ・ソクド刑事を中心に、既に8作程度のシリーズを考えているので、一つ一つやっていきたい。シリーズ映画を作ることができて、とてもありがたく、感謝している」と語っている。

現在、イ・サンヨン監督が「犯罪都市3」を準備中だ。監督は「8作まではマ・ドンソクが持っているアイテムが出てくる。『マ・ソクド』というキャラクターから出てくる筋だ。マ・ドンソクの話を聞いてみたら、とても面白かった。犯罪都市シリーズは今後もずっと続けられそうだ」と明かしている。

©news1

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