これまで映画・ドラマ・ドキュメンタリーなど映像コンテンツに注力してきたOTTプラットフォームが、ゲームやウェブトゥーンなど他のコンテンツにまで領域を広げている。今年に入ってOTT業界の成長傾向が鈍化し、競争がより深刻化しているため、事業多角化は当然の成り行きであるとの見方が出ている。
韓国のOTTプラットフォーム「ウォッチャ(Watcha)」はこのほど、「ウォッチャウェブトゥーン」サービスを開始した。人気ウェブトゥーン作家の新作をはじめ、数年間親しまれてきた人気作まで、追加決済なしに無制限に提供する。8編のオリジナルウォッチャウェブトゥーンが公開され、今後も新作が次々アップデートされる。
ウォッチャは今回のウェブトゥーンサービスについて、映像とともにウェブトゥーンまでサービス領域を拡張し、動画ストリーミングサービスを越えて総合コンテンツプラットフォームの進化を始めた、と強調した。今後も映像とウェブトゥーンを含めたコンテンツプラットフォームに跳躍するという目標だ。
ネットフリックスも映像コンテンツではなく「ゲーム」に目を向けている。ネットフリックスは昨年の第2四半期の実績発表でゲーム市場進出を発表した後、同年11月からモバイルゲーム制作に参入した。ネットフリックスは今年8月までに計27種のモバイルゲームを公開している。
ネットフリックスはこのようなゲームを今年中に50種類まで増やし、特に代表的なオリジナルシリーズである「奇妙な物語」と「クイーンズ・ギャンビット(The Queen’s Gambit)」に基づくゲームを制作する計画だ。
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